ククリが天国へ逝った日

生まれつき心臓に疾患のあったククリ。

小さく生まれてきたけど、とても元気に育ってくれた。小さいまま。

胸の雑音ははっきりわかった。とても怖かった。

でも、食欲も旺盛で、元気いっぱい走り回る姿は

病気なんか思わせないくらい。

私のあとを、いつまでも追いかけてきて、とっても可愛かった。

足にまとわりついて怖かったよ、小さいから踏んじゃいそうで。

一回、倒れた。

パタッと倒れ、チアノーゼが出ていて、苦しそうにあえいでいた。

びっくりした私は、抱き上げ、なでることしかできない。

発作が治まり、一安心した。

びっくりしたのはその一度きりだったのに。

一緒にいた兄弟が新しい家族に迎えられる日、

元気に仲良くフードを食べていた。

兄弟が、ずっとワンワン鳴いている。

ククリに鳴いていた。

ククリはしんどそうに寝そべっている。

兄弟が鳴いて訴えていても反応はしなかった。

やがてなきやみ、諦めたのか、ククリの隣にぴったりとくっついて

眠る。

ぼくちんは、知っていたの?

ククリが死んじゃうこと。

兄弟に迎えがきて行ってしまった後、

とても元気が無いように見えたので、違う兄弟達と一緒のお部屋にしたけど、

いやそうだったので、また元のお部屋にククリを戻す。

夜中に始まる、ククリの苦しみ。

何件も病院に電話する。

やっと見つけた病院も、何時間も待たなければ診てくれない。

診てもらえる前に死んでしまう。

少しして、楽になったのか眠ったので、私も眠った。

朝、口の横から水分を入れる。

かえって苦しんでしまった、ごめんなさい。

もう何も受け付けられない。

静かに私の仕事が終わるまで、待っていてくれたのだろう。

呼吸困難の状態でも彼女は強く生きていた。

心臓がいつ止まってしまうのかとても怖い。

ごめんね、ほったらかして。

ククリを抱きしめる。

ククリは一生懸命生きていた。

ククリの心臓がしっかり響く。

こんな時でも、ククリの心臓は力強く打っていた。

ふっと、意識が遠のいて、ククリは死んでしまった。

毛をといてあげた。

こんなに早く逝ってしまうなんて思いもしなかった。

生きるために生まれてきたはずなのに、

死ぬために生まれてくるのか。

ククリの短すぎる命は、まだまだ受け止められない。


コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    古谷美穂 (月曜日, 01 6月 2015 19:58)

    随分前にビションの赤ちゃんを見学させてもらったものです。
    大事なワンちゃんがなくなったのですね。
    私も悲しくなりました。
    沢山泣いて又笑顔になれますように。
    ククリちゃん天国で沢山楽しんでね。
    ラテココさん元気出して下さいね。
    はやく笑顔が戻ります様に。